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院長が日々診療するうちに思う雑感を記す矯正コラムです。

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パウダークリーニングでスッキリ爽快!

パウダークリーニングハンディジェットパウダークリーニング中

パウダークリーニング前 パウダークリーニング後

矯正器具を着けていると、毎日しっかり歯磨きしていても、歯が茶色く着色してきてしまうことがあります。よくご質問をお受けするのですが、着色は虫歯ではありませんので、色が着いたからといって歯に何か問題が起こるわけではありません。でも、そのままにしておくと、歯が黒ずんで見えてしまうので、気になりますよね?

歯に色がついてくる原因としては、お茶やコーヒー、赤ワイン、カレー、タバコ、口呼吸などがあります。お茶や色の濃い飲み物や食べ物、タバコなどを日々口にするうちに、少しずつ少しずつ歯の表面に茶渋や食べ物、飲み物の色素、タバコのヤニなどが付着して、着色となってしまいます。また、口呼吸していると、口がぽかんと開いているため、前歯の表面が乾燥してしまい、唾液の成分が固着して着色となります。

着色は、歯磨きしにくいところ、例えば装置の周りやワイヤーの下部分などに着きやすくなります。歯の着色は、ご自身でいくら歯磨きを頑張っても、なかなか取ることはできませんので、歯医者さんで取ってもらう必要があります。ご自身で着色を取ろうと無理にゴシゴシ磨いてしまうと、歯が削れてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

当院では、普段の調整時に、研磨剤を使用して歯のクリーニングを行っていますが、細かい所の着色まではなかなか取りきることができません。細かい所の着色や普段のクリーニングでは取れない頑固なステインが気になる方には、パウダークリーニングをお薦めしています。これは、専用の器具を使用して、ノズルの先からパウダーを歯に噴射し、着色を取るもので、装置周りや歯と歯の間の細かい所の着色、頑固なステインも綺麗に落とすことができます。

パウダークリーニングは予約制で、1回30~40分時間がかかります。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

2016月02月25日

院長 大西 秀威