外科矯正の手術は提携病院でお願いしています。

大阪大学歯学部附属病院当院で外科矯正が必要と診断された場合、手術前後の矯正治療(術前矯正と術後矯正)は当院で行いますが、実際の手術は提携病院である大阪大学歯学部付属病院かその関連病院で受けて頂くことになります。外科矯正を希望して来院された患者さんの中には、この病院で手術して欲しいと病院を特定して来られる方がおられます。残念ながら、そのご希望には原則としてお応えできません。今回はそれはどうしてなのかというお話をさせていただきたいと思います。

外科矯正を成功させるには、提携病院との連携が非常に大事になります。当院の場合、手術前に実際に手術を行う口腔外科の先生と骨のどの部分をどれぐらい動かすのが術後の安定性が良いか、どれぐらい変化させると顔貌のバランスが最も良くなるか、どのような術式がその患者さんに適しているのか、骨を動かす限界点はどのあたりにあるのかなど様々なことをディスカッションして最終的な骨の移動量を決めていきます。

矯正歯科の先生が先生ごとに考え方や使う装置が異なるように、口腔外科の先生も先生によって考え方や手術の仕方は異なります。そのため、口腔外科の先生によって手術に必要な準備や装置も異なります。連携していない病院の先生だと、手術前に何を用意しなければいけないのか、どこをどのように動かすのかなどの意思疎通がうまくいかず、思わぬ手術方法や手術結果になる可能性もあります。例え一般的には名医と言われている口腔外科の先生であったとしても、連携が上手くいかなければ治療結果が思わしくないということになりかねないのです。

このように外科矯正を成功させるには連携病院とのコラボレーションが非常に大切になります。当院では安心して外科矯正を受けて頂くために、手術は信頼している大阪大学歯学部付属病院の先生に依頼しています。阪大病院あるいはその関連病院以外の病院での手術は、原則としてお受けできません。もしどうしても他の病院で手術したいというご希望をお持ちの方は、その病院の口腔外科で連携している矯正歯科を紹介していただくのが良いと思います。口腔外科の先生にとっても連携している矯正歯科の先生の方がスムーズに手術ができると思うからです。

2018年2月25日

院長 大西 秀威