マウスピース矯正はますます進化しています!

インビザラインフォーラム2017インビザライン

先週の日曜日に品川で開催された「Japan Invisalign Forum 2017」に参加してきました。Invisalign(インビザライン)というのは、当院で使用しているマウスピース型矯正装置のことなのですが、年々進化していることを実感することができました。今回はインビザラインについてお話したいと思います。

インビザラインは1999年にアメリカで使用が開始され、日本には2006年から本格的に導入されました。日本での歴史はおよそ10年の新しい矯正装置です。従来のブラケットやワイヤーを使った固定式の矯正装置に対し、インビザラインは取り外し可能なマウスピース型の矯正装置で、これまでの矯正器具とは全くコンセプトの異なる矯正装置です。

私は日本に導入されて間もない2007年にインビザラインのセミナーを受講しました。その頃は、インビザラインで治療可能なケースはごく簡単な症例に限られていましたが、その割には歯のガタガタが完全には取れていなかったり、奥歯の咬み合わせが合っていなかったり、黎明期のインビザラインは色々と問題を抱えていました。そのため、当時私はインビザラインでの治療を積極的にはお勧めしていませんでした。

しかし、その後技術革新が進み、これまではインビザラインでは治療不可であったケースでも治療可能になってきました。従来までは非抜歯での治療にしか適応できなかったのですが、すべてではありませんが一部の抜歯ケースでも適応可能になってきています。その治療結果もワイヤーでの矯正とあまり遜色がないレベルに進化してきています。

これまでインビザラインは大人の矯正のみに適応可能であったのですが、最近は子供の矯正にも適応範囲が広がってきています(invisalign teen)。しかし、あくまで歯のガタガタや隙間を治すのが主目的で、インビザラインで骨格的な出っ歯や奥歯のずれを治すというような成長のコントロールが必要な症例には使用することができませんでした。今回のフォーラムで「invialign teen with MA(madibular advance)」が発表され、インビザラインで下顎の前方へ成長を促すことにより、大きな出っ歯や奥歯のずれを改善することが可能になってきました。

今回のフォーラムに参加して、インビザラインがますます進化していることを実感できました。インビザラインの適応ではない症例もまだまだありますが、その適応範囲はどんどん広がっています。取り外し可能なマウスピース矯正には、装置を外してブラッシングできるので虫歯になりにくい、装置のトラブルが圧倒的に少ない、来院回数を減らすことができるなどワイヤー矯正にはない様々なメリットがあります。すべての症例をインビザラインで治療可能というわけではありませんが、マウスピース型矯正をお考えの方はお気軽にご相談ください。

2017年6月5日

院長 大西 秀威